「ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男」は、日本では2021年12月17日(金)に公開されたデュポンという巨大企業に立ち向かった男の実話を映画化したものです。
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ダークウォーターズ、デュポンと闘った男の実話とは
「ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男」は、マーク・ラファロが演じる実在の弁護士ロブ・ビロット(現在も生きておられます)の大企業デュポンとの闘いを描いた物語です。
事の起こりは、ウェストバージニア州パーカーズバーグで農場を営むウィルバー・テナントは、大手化学メーカー、デュポン社の工場からの廃棄物によって土地を汚され、190頭もの牛を病死させられたことに始まります。
これの調査依頼をされたロブは、廃棄物に関する資料開示を裁判所に求めますが、莫大な資料が送られてくるのですが、“PFOA”という謎めいたワードを調べたことをきっかけに、事態の深刻さに気づき始めることになります。
デュポン社は、この“PFOA”という物質の危険性を40年間も隠し、その物質を大気中や土壌に垂れ流してきていたのです。
この後、集団訴訟に発展するのですが、デュポン社は、しらを切ります。因果関係が無ければ訴訟に勝つことはできません。
“PFOA”という物質と病気などの有害性の因果関係の立証に10年もの歳月がかかっています。
集団訴訟が2002年、デュポン社が折れ全住民に6億7070万ドルを和解金を提示したのが2015年、極最近の出来事なのです。
デュポン社が垂れ流したPFOA及びフッ素化合物に関するおまけの説明
PFOAは、正式名称PerFluoroOctanoic Acid(ペルフルオロオクタン酸)の略です。
こんな構造をしています。
テフロンは、デュポン社の大ヒット商品です。この製造工程においてPFOAは使われていました(もちろん現在は使用されていません)。
ところがこの物質は、通常分解しないため食物連鎖などを通じて環境全体を汚染していると言われています。
同様に、類似しているフッ素系化合物に関する規制も未だに議論されている状態なのです。
利便性と有害性のはざまでどのような判断をするのか現在も問題は突き付けられているのです。
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