AIツールの使い方を知りたい(4)の今回は、Chat GPTの始め方:AIツールの使い方を知りたい(3)に引き続き、Chat GPTちょっとだけ使ってみた:AIツールの使い方を知りたい(4)になります。
Chat GPTの始め方:AIツールの使い方を知りたい(3)でも述べた通り、Chat GPTのデータは、2021年までのものを使用していると言われています。
ですので、直近のことを訊いてもまともな答えは返ってきません、更には正しくない答えをするなどいくつかの問題はあると言われています。
では実際、質問にどんな答えが返ってくるのでしょうか?
宿題に出されるような質問
今回最初にやってみようと思ったのは、学校で出される宿題みたいな問題に対する返答です。
以下の二つについて行ってみました。
ダイオキシンについて1000文字程度で説明してください。
以下の青枠の中がChat GPTの答えです(以下同様です)。
ダイオキシンは、有機化合物の一種であり、非常に強力な毒性を持つ物質です。化学式はC12H4O2です。ダイオキシンは環境中に広く存在し、製紙、塗料、農薬、焼却処理、鉱山などの産業プロセスに由来する排出物から放出されます。また、自然現象によっても発生します。
ダイオキシンは、人間にとって非常に有害な物質であり、長期的に摂取するとがん、免疫機能の低下、生殖機能の異常、発育遅延などの健康被害を引き起こすことが知られています。また、ダイオキシンは、生物の神経系や内分泌系、免疫系にも影響を与えることが報告されています。
ダイオキシンは、長期的な蓄積性を持ち、体内で分解されにくいため、健康被害を引き起こす可能性があります。ダイオキシンの摂取は、主に食品を介して行われます。特に、肉や魚などの動物性食品に多く含まれています。
ダイオキシンは、環境中の分布や危険性に関する認識が高まっており、国際的に規制が行われています。特に、2001年に採択さ
最初の返答は、「2001年に採択さ」のところで止まってしまいいくら待っても答えが生成されないので、いったん止めて再度答えを要求しました。
ダイオキシンとは、有機化合物の一種であり、塩素原子とベンゼン環が結合した化合物の総称です。特に2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-1,4-ジオキシン(TCDD)は、人体にとって極めて有害な物質として知られています。
ダイオキシンは、廃棄物焼却や化学工場などの産業プロセスによって放出されます。また、火災や自然現象によっても発生することがあります。大気中や土壌中に存在し、食物連鎖を通じて生物に蓄積されるため、特に肉食動物に高濃度に蓄積されます。
TCDDは、免疫、内分泌、神経系などの機能を破壊し、がん、生殖障害、出生時欠損症、免疫不全症候群などを引き起こすことが知られています。そのため、ダイオキシンは環境汚染物質として注目されており、多くの国や国際機関によって厳しい規制が設けられています。
ダイオキシンに対する対策としては、まず産業プロセスにおける排出の削減が必要です。また、焼却処理においては、高温焼却や二次処理などの高度な技術が必要です。さらに、肉食動物の脂肪組織に蓄積されることから、食品の管理や安全基準の設定が必要です。
環境中のダイオキシンの濃度は、地域や季節によって異なります。一般的には、都市部や工業地帯で高く、農村部や自然地帯で低いとされています。しかし、TCDDのようなダイオキシン類は微量でも有害なため、環境保全の観点からは、汚染源の削減や適切な処理が不可欠です。
この文章は、文字数が592文字しかない点を除いては、ダイオキシンのことをよく説明しています。
宿題やテストで出たとしてもこの答えだけで、落第にはならないレベルだし、ある程度の点数も貰えそうです。
この内容が自動で生成されるのは驚きです。
徳川幕府の成立の過程を1000文字程度で説明してください。
徳川幕府は、1603年に徳川家康によって設立された日本の歴史上最も長く続いた政権です。その成立過程は以下の通りです。
徳川家康は、豊臣秀吉の死後、豊臣家と対立する力を増やし、天下統一を目指しました。しかし、豊臣家との戦いで多くの犠牲が出たため、家康は戦争よりも平和的な解決策を模索するようになりました。
そこで、家康は豊臣家との和睦を模索し、豊臣家からは大坂城を与えられ、天下人の地位を保持しました。一方、家康は関東に移り、江戸城を本拠地としました。
江戸幕府の成立は、1600年の関ヶ原の戦いに端を発します。この戦いで、家康は東軍を指揮し、西軍の石田三成を破りました。その後、家康は豊臣家から天下人の地位を受け継ぎ、征夷大将軍に就任しました。
家康は、幕府の基礎を築くため、まずは江戸城の整備を進めました。また、大名たちを関東に呼び寄せ、それぞれの領地を確定することで、中央政府の支配力を強めました。
さらに、家康は朱印状という公文書を発行し、国内の交通網を整備しました。この朱印状は、旅行者が安全に旅行できるように、また商人が自由に取引できるようにするために発行されたものでした。
以上のように、家康は幕府の基礎を築くために、関東に大名たちを呼び寄せ、江戸城の整備を進め、朱印状を発行するなどの施策を行いました。これらの取り組みによって、徳川幕府は強固な基盤を築き、日本の政治を支配することに成功しました。
この作成された答えには明確な間違いがあります。家康は、大阪城を与えられていませんし、朱印状は、旅行者が安全に旅行できるようにするものではなく、その目的のために作られたのは手形です。
このように、Chat GPTは、明らかな間違いの文章も生成される場合があることには注意が必要です。
Chat GPTでは、答えが気に食わない場合に、同じ質問に対して再度回答を要求する「Regenerate response」という機能が備わっています。これは、答えが生成されるとテキスト入力ボックスの上に出てきます。
今回は、これをクリックして再度答えを生成させてみました。
徳川幕府は、1603年に徳川家康によって開かれた江戸幕府によって成立しました。徳川幕府の成立までの過程は以下のようになります。
16世紀後半、日本は戦国時代と呼ばれる時代にあり、多くの領主や戦国大名が争いを繰り広げていました。この時代、徳川家康は、今川家の家臣として活躍し、東海地方を統一するための戦いを行いました。1584年、徳川家康は今川氏を破り、東海地方を支配下においたことで、東海地方の有力な大名となりました。
その後、徳川家康は豊臣秀吉との戦いに勝利し、関東地方を与えられます。この時、豊臣秀吉は大名に対して城の修築を禁止し、代わりに江戸城を築くように命じました。徳川家康はこれを受け入れ、江戸城を拠点として、江戸幕府の基礎を築きました。
その後、1600年に徳川家康は関ヶ原の戦いに勝利し、西軍の大名たちを排除しました。これにより、徳川家康は全国的な権力を手に入れ、1603年には天皇から将軍の任命を受け、江戸幕府を開いたことで、徳川幕府が成立しました。
徳川幕府は、江戸幕府を中心に全国に広がる幕府支配のもと、約260年間にわたって続き、統一された国家を作り上げました。また、江戸時代には、幕府が実施した多くの政策が、江戸文化や経済発展に繋がり、現代の日本社会にも多大な影響を与えています。
今回の方が、まだましそうです。ですがやはり文字数は、548文字しかありません。とはいえ、大枠は答えられています。
次に取り上げたのは、いく場所に関する観光などの情報です。施設等へ行く場合も同じだと思います。
場所に関する情報入手
横浜の体験型観光スポットを5つあげてください。そして、それらを詳しく説明してください。
横浜は、日本の神奈川県にある都市で、多くの観光スポットがあります。以下は、横浜の体験型観光スポットの例です。
- 横浜中華街 横浜中華街は、日本最大の中華街の一つで、多くのレストランやショップがあります。食事やお土産を買うだけでなく、中国文化を体験することもできます。年に数回、中華街で大きな祭りが行われ、色とりどりの飾りやパフォーマンスが楽しめます。
- 横浜赤レンガ倉庫 横浜赤レンガ倉庫は、19世紀末から20世紀初頭にかけて建設されたレンガ造りの倉庫群です。現在は、レストランやショップ、美術館などが入っており、横浜港の景色を眺めながら食事や買い物を楽しむことができます。
- 横浜・八景島シーパラダイス 横浜・八景島シーパラダイスは、水族館や遊園地、ホテルなどが一体となった大型テーマパークです。海洋生物やショーなどを楽しむことができます。
- 横浜市立科学館 横浜市立科学館は、子どもから大人まで楽しめる科学館です。常設展示や特別展示、実験などがあり、科学の不思議を体験することができます。
- 横浜ロイヤルパークホテル スパ 横浜ロイヤルパークホテル スパは、横浜駅近くにある高級ホテルのスパ施設です。大浴場やサウナ、ジャグジーなどがあり、リラックスすることができます。
これらのスポットは、それぞれ異なる体験ができるので、横浜観光の際には、ぜひ訪れてみてください。
これに対しても「Regenerate response」で再度回答を求めてみました。
横浜には多くの体験型観光スポットがありますが、以下の5つをご紹介します。
- 横浜中華街 – 世界でも有数の規模を誇る中華街で、多くの飲食店やお土産屋さんが集まっています。中でも、飲茶や小籠包などの中国料理を楽しむことができるレストランは人気が高く、地元の人々や観光客で賑わっています。
- みなとみらい – ヨットハーバーや高層ビル、公園などが集まるエリアで、横浜を代表する観光スポットです。夜景が美しく、周辺にはショッピングモールや映画館などもあり、家族やカップルで楽しめる場所です。
- カップヌードルミュージアム – インスタントラーメンの発明者である安藤百福の功績をたたえる施設で、カップヌードルの歴史や製造工程を学ぶことができます。また、自分でオリジナルのカップヌードルを作ることもできます。
- 横浜赤レンガ倉庫 – 明治時代に建てられた倉庫を改装した施設で、レストランやショップ、アートギャラリーなどが入っています。また、クリスマスシーズンにはイルミネーションが点灯され、幻想的な雰囲気を楽しめます。
- 野毛山動物園 – 横浜市内にある動物園で、サル、キリン、トラなど、約90種類の動物たちを観察することができます。動物たちの生態や繁殖について学ぶことができる展示もあり、家族連れにはおすすめのスポットです。
以上が、横浜でおすすめの体験型観光スポット5つです。それぞれが独自の魅力を持っているので、ぜひ足を運んでみてください。
このように、再度回答を求めると異なった観光スポットも表示されたりします。
これらの観光スポットは、全て横浜にあります。詳細説明については大雑把な気がしますが、横浜観光の参考にはなるでしょう。
このように、ChatGPTは、過去や現在までの膨大な知識のデータから、それらを基に質問に関して回答してくれます。
ですが、見てきたように大きな間違いを起こす場合もあります。
今のところ、人のチェックは必要ですが、簡単に文章を示してくれるので、自力ですべて調べて文章を書くよりは、かなりの時間短縮になるのではないかと思います。
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